toggle
2016-12-31

カタグロトビ

カタグロトビ

2016年12月31日記載。

2017年3月25日追記。

カタグロトビ

和名 カタグロトビ
英名 Black-winged kite
学名 Elanus caeruleus
全長 約33cm

名前の通り肩が黒いのが特徴。

石垣島での記録

カタグロトビ 石垣島

1995年1月6日、石垣島内初記録。

2015年1月1日、石垣島南部耕作地にて観察、撮影(当店お客様)

2015年6月24日、石垣島南東部耕作地にて観察、撮影(当店お客様)

2015年9月14日、石垣島南東部耕作地にて観察、撮影(沖縄タイムス)

この記録以後、継続して観察が出来ている。

2015年10月後半、2羽観察される。

2015年11月中旬、2羽とは別に、1羽を観察、3羽観察される。

2016年1月中旬頃まで3羽観察されていたが、その後2016年12月現在は2羽。

繁殖行動、状況について

カタグロトビ

2015年12月中旬、巣材運び、交尾を観察。

2016年1月上旬、抱卵?っと思っていた頃に営巣木周辺で工事が始まり放棄。

2016年2月、最初の営巣場所から離れた場所で繁殖行動を始める。

2016年4月、何度となく営巣行動を繰り返し、失敗していたが、4月後半頃から営巣に入るが、5月末頃放棄。理由は不明。

2016年7月、7月上旬から繁殖行動が盛んになる。

2016年8月、営巣成功したようで、雛2羽?が巣内に居るのをが観察された。

2016年9月、台風17号の影響で巣が飛ばされ雛死亡。

2016年12月、島内2羽繁殖行動中、営巣。

2017年1月、抱卵、営巣中。

2017年2月、抱卵、子育て開始。

2017年3月中旬、1羽の幼鳥が巣立。

2017年3月下旬、巣作り、繁殖行動開始。

2017年4月、営巣、抱卵。

2017年5月中旬、営巣失敗。

※営巣、繁殖は遠く離れた場所から望遠鏡などで観察撮影、巣に近づいたり、長時間の観察は行っていません。

 

 

生態等について

カタグロトビ 石垣島

・営巣に好む木が決まっているようで、2015年12月の営巣木以降、どの場所でもモクマオウを利用している。

ハスノハギリに一度だけ、巣材運びだけしていたことがありましたが、営巣はしなかったです。

モクマオウは外来種で防風林用として持ち込まれた種です。

・餌として好んでいるのはネズミ、大きさからしてハツカネズミ、幼いクマネズミのようです。

・朝夕の薄暗い時間を好んで餌獲りをすることが多いです。

・餌場、生息地は開けた草地、耕作地を好み、隣接する雑木林で営巣、塒として利用する。

・海外では繁殖営巣は年2回、石垣島の場合は不明ですが、周年繁殖行動を行っています。

雌雄の違い

カタグロトビ

・雌雄同色。

・上記画像では左雌、右雄です。

・石垣島に滞在しているカタグロトビ2羽に関しては、雌の光彩が赤色が強め、雄の光彩はオレンジ色が強く見えます。

・雌雄の大きさは、ほぼ同じですが、雄のほうが少し大きめに感じます。

カタグロトビ

在来種、自然への影響について。

カタグロトビ

・主食としているネズミの仲間は外来種なのですが、それ以外の小動物、野鳥等を捕食している可能性もあり、

増加した場合、餌動物となる種の生息が脅かされると思われる。

・リュウキュウツミと営巣場、生息場が重なり、餌も重なるため、カタグロトビが島内で増加した場合、リュウキュウツミの生息が脅かされる可能性がある。島内のリュウキュウツミの生息数、生息状況は調査されていないため不明。

・新たな猛禽類が狭い島内で繁殖、増加することは、島の自然にとっては望ましいことでは無いと思えるが、自然渡来なので、今後を見守るしかない状況である。

・台湾では1998年に初記録、2001年に繁殖、そして10年の間で約400羽に増え、今現在も増加傾向にあるようです。

カタグロトビ 石垣島

関連記事