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2016-10-10

カンムリワシ

カンムリワシ

カンムリワシについて

カンムリワシ

和名 :カンムリワシ
英名 :Crested Serpent Eagle
学名 :Spilornis cheela

全長 :約53cm
翼開長: 約110cm
体重:成鳥約900g 幼鳥約700g

指定:
国の特別天然記念物(文化庁)
国内希少野生動物種(環境省)
絶滅危惧1A類(環境省レッドデータブック)

国内の分布について

・国内では八重山諸島の石垣島、西表島で繁殖。

・竹富島ではカンムリワシ幼鳥の観察記録がありますが、継続観察はされていないため、石垣島、西表島のどちらかの島から渡っていたものと考えています。

・小浜島では成鳥が観察されていますが繁殖は未確認。残念なことに交通事故で2羽が死亡しています。継続的に島内で生息しているかは未確認。

雌雄の識別について

・上の画像、左雌、右雄。

・上の画像、左雄、右雌。

・時期、個体差がありますが、雄の体色は薄め、雌の体色は濃い傾向があります。

・大きさは、雄よりも雌のほうが少し大きめ場合が多いですが個体差があります。

カンムリワシ幼鳥について

カンムリワシ 幼鳥

・幼鳥は8月末頃から観察され始めます。真っ白なカンムリワシ幼鳥は翌年春頃まで観察できますが、春頃からは換羽が始まり、羽の痛みも目立ち始めます。

生息環境について

・森林を好む個体群、人里、農耕地周辺の雑木林を好む個体群があります。

・餌場としては水田、牧草地、牧場などを利用する個体が目立ちます。農業機械が動き出すと、何処からともなく現れることが多いです。

繁殖時期について

・繁殖行動は12月頃から始まりますが、盛んになるのは2月頃からです。

・2月頃から3月末ころに交尾、造巣行動を行います。

・4月から7月にかけて抱卵、育雛を行います。

・8月に入ると巣離れが始まります。

個体数は?

・環境省で1998年から何度となくカンムリワシ一斉調査を行っているが、正確な個体数を出せていない状況です。石垣島100羽、西表島100羽と説明されることが多いですが、その数字も正確では無いです。

・道路拡張、農地造成、観光施設など様々な理由で森林、雑木林が無くなり繁殖場所が減少しています。交通量の増加、道路整備の影響で交通事故も増加していることから、個体数は減少方向にあると言えます。

食べ物について

カンムリワシ

・カエル、ヘビ、カメ、カニなどの小動物を好む傾向があります。

・鳥を捕食することもありますが、交通事故死したもの、他猛禽類が襲ったものの場合が多く、自ら鳥を捕獲したのは15年間の観察で3度ほどしか確認していません。

・石垣島には外来種のオオヒキガエルが分布しています。石垣島のカンムリワシの主食と言っていいほどです。

カンムリワシ

バン幼鳥を捕獲したカンムリワシ成鳥。

 

カンムリワシを観察しやすい時期について

・8月末から4月頃にかけてが観察、撮影がしやすいです。

・営巣時期である5月から7月頃は観察が難しい時期となります。

カンムリワシ

カンムリワシ幼鳥

カンムリワシ

カンムリワシ成鳥

カンムリワシリサーチについて

2006年から活動をしています。カンムリワシを主に調査、保護活動を行っている団体です。

ホームページ http://kanmuriwasi.web.fc2.com/

カンムリワシ

カンムリワシ

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