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石垣島のコウモリ。Ishigaki Island Bats.
石垣島 ナイトツアー

小型コウモリは5月~7月上旬頃に繁殖を行います。
この間は洞穴内に立ち入るなど、繁殖を妨げる行為は慎みましょう。

繁殖を妨げる行為は鳥獣保護法違反となります。

石垣島には4種類のコウモリの仲間が生息確認されています。
アブラコウモリは西表島での生息は確認されていますが、石垣島では2007年に私がバットディテクターを使用して島内を調査した際に、複数個所でアブラコウモリの周波数を確認しただけで正確な生息状況は不明です。

小型コウモリは洞穴を塒としていますが、島内には多数の洞穴が点在し、複数の洞穴を塒にしています。
種ごとに棲み分けをしているようには見えません.

小型コウモリはとてもデリケートな生物ですので、観察時期、方法など、よく調べ良識のもとに行う必要があります。

新空港建設により小型コウモリ類の大規模繁殖洞が壊され、彼らが繁殖、塒に利用できる洞穴が減っている状況です。

ヤエヤマオオコウモリは市街地や人里で普通に観ることができ、人の身近に感じることができる生物ですが、小型コウモリは夜間のみ活動し、動きも早く、闇に紛れて生活をしてるため人の目につきにくく存在を感じることは少ないです。そのため無関心であり、大切に扱われないのではと思います。島内に生息していることを多くの人に知っていただき、そして興味を持っていただき、それが保護に保全に繋がればと思います。

コウモリは獣です。
よって全ての種は鳥獣保護法(鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律)によって守られています。
許可なく捕獲、触ることもできません。繁殖を妨げる行為などもそうです。救護等の場合でも許可、届け無しに捕獲、飼育はできません。


ヤエヤマオオコウモリ

オオコウモリ科
オオコウモリ属
分布 八重山諸島、宮古諸島

クビワオオコウモリの亜種
オリイオオコウモリ、ダイトウオオコウモリ、エラブオオコウモリと本種の4亜種

狐のような顔と猿のような動きと鳴き声、夜の森や街を飛び交う可愛いコウモリです。
花、葉、果実を常食としているので、市街地でも観察できます。


ヤエヤマコキクガシラコウモリ

キクガシラコウモリ科
キクガシラコウモリ属
分布 石垣島、西表島、小浜島、竹富島

親指サイズで小さくて可愛いコウモリです。
大きな群れを島内では見たことがありませんが、繁殖期には数千頭の大規模なコロニーを形成すると図鑑にはあります。
数頭がパラパラと洞穴で岩の隙間などに居ることが多いです。


カグラコウモリ

カグラコウモリ科
カグラコウモリ属

分布 石垣島、与那国島、波照間島

島内では一番大きなコウモリですので、夜間でも飛翔姿で識別ができることがあります。
洞穴でも数十頭の群れで居ることが多いです。
出産期間は5月~6月と期間が長い、この間は、非常にデリケートな時期なので観察、洞内に入る際は要注意。


リュウキュウユビナガコウモリ

ヒナコウモリ科
ユビナガコウモリ属

Southeast Asian Long-fingered Bat

分布 奄美大島以南、石垣島、西表島

上記2種と比べると一番出会いが少なく、個体数も少ないように思えます。
洞穴内で岩に張り付くようにして休んでいることが多いようです。大きな群れには出会ったことがありません。


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電話&FAX 0980-87-9230

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